わいわい会(第50回)


冷房も暖房も要らない、心地よい季節になるな〜と季節の移ろいを感じていたところ
北海道や東北地方にまで降雪があり急に冷え込んできました。

先日の台風15号がのろのろゆっくりと、紀伊半島をはじめ各地に被害を及ぼしながら
去って行きましたが、当地方では街路樹を 含め、庭木に至るまで塩害が発生し
今年は紅葉を愛でることができないのではないかと思います。



平成23年(2011年)10月3日「宇宙航空研究開発機構・相模原キャンパス」
を見学してきました。カメラを提げて被写体を、と、いつもの撮影散歩とは
かなり趣向が異なりますが、時には宇宙への夢に思いをはせてみても良いのでは
と、わが国の宇宙研究開発の一端を勉強してきました。
集合写真
△ 正門前で全員で記念写真です(並木さん撮影)

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本館正門で、今日の案内者の出迎えを受けました。

まずは宇宙科学研究所の概要説明があり
ビデオ画像で宇宙での衛星・探査機の役目の解説がありました。




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左の写真は、実物大の「はやぶさ」です。

編集子は、昨年の7月30・31日「小惑星探査機はやぶさ」の 特別展示で「カプセルの実物」を人ごみの中見学してきました。

2003年5月9日に打ち上げられた「はやぶさ」は、2004年5月に地球スウィングバイを行って加速し、 2005年9月12日に小惑星イトカワに到着しました。そして、イトカワを周回して観測した後、 2005年11月にイトカワへの着陸に成功しました。ところが、その後、燃料漏れやエンジン停止、 音信不通などさまざまなトラブルがおきます。何度も帰還が危ぶまれましたが、 「はやぶさ」はそのトラブルを克服し、2010年6月13日にオーストラリアの砂漠に着陸しました。 「はやぶさ」は、約60億キロの旅を終え、7年ぶりに地球へ帰還したのです。さらに、帰還カプセルからは、 小惑星イトカワの微粒子が発見され、その分析が進められています。


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説明者が、「はやぶさ」機能・性能・役目などの解説をしています。


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日本初のペンシュルロケットも展示されていました。

1955年3月に工学博士の糸川英夫が、東京都国分寺市でペンシルロケットの水平発射実験を行った。 この実験は全長230mmのペンシル標準型を使用して行われ、長さ1.5mの水平発射台から発射されたロケットがスクリーンを 貫きながら飛翔するというものだった。

また、気球を使っての実験など説明がありました。

現在までに打ち上げられた「衛星」「探査機」は32機あり、宇宙上で任務を遂行中の衛星は
1989年打ち上げのオーロラ観測の「あけぼの」、1992年の磁気など調査の「ジオテイル」
2005年のブラックホールの謎解明の「すざく」、2005年の衛星の基盤技術やオーロラ観察の
「れいめい」 2006年の赤外線天文衛星「あかり」、2006年の太陽コロナの謎に迫る「ひので」
2010年の金星と太陽の謎を解明することを目的とする「あかつき」など
衛星や探査機が活躍している と説明がありました。

衛星の打ち上げ技術、追尾・制御・観測など我が国の宇宙での
技術は、小惑星探査機「はやぶさ」でも実証されていますし、宇宙飛行士「古川さん」
が搭乗中の 「国際宇宙ステーション(ISS)」でも最先端を走っているのではないでしょうか。



今回は淵野辺駅からの便が悪く、また、昼食の場所が事前に確保できずご不便をおかけしました。

次回11月は、「ITサロン深沢」での定例会を予定しています。

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