友の会・アウトドア同好会(第21回)
新川と大塚川(含む、殿入川)たどる
鎌倉の水辺をたどる(第6回)
2008/3/20



今回は深沢にある新川と大塚川(含、殿入川)をたどります。
 
 集合場所の梶原バス停に5人が集合し、9時25分スタート。
 先ずは、新川の水源を目指します。バス停裏からも見えます。
 北鎌倉方面に通じるS字坂下を右にとり、グリーンハイツへの坂道を右に見て、
 葛原ヶ岡神社へ行く道を上ります。下見の時、ここを水源としようと定めた所を見過ごし、
 大仏ハイキングコースまで上がってしまいました。
 戻って、道路の左、塩ビ管から水が下のバケツに流れ落ちています。
 そばにコップが置かれていました。飲めるのだろうかなどと話していたら、
 折りよく通りかかった人が、「飲めますよ」と言います。
 「保健所に試験をしてもらっているのですか?」と尋ねると、そうだと言います。
 此処より上方から、道の右の溝に少し水が流れていましたが、水源地は長い所ではないし、
 水が流れ落ちた元はここらの山に降った雨が浸透して出てきたものだと、判断し、
 ここを新川の水源としました。

 とはいえ、右側の流れの方が水量は多く、流れもよく見えるので、それを追いかけて下りました。
 以前、運動場として使われていた広場をぐるり回って、民家の庭先や小道に沿って流れ、
 バス道を横断して、左側に移ってます。バス停S字坂下付近です。
 クリニックの先に小さな流れがあります。支流のようで少し上りました。U字溝の下を
 少し流れていますが、じきに水がなくなったので戻りました。
 梶原バス停下で、少し流れは見えましたが、その下流は笹が密生し見えなくなりました。
 市営住宅でしたか、この辺りで土管になり、その先で右に移り、西梶原バス停先から、
 姿を現しました。コの字形で面白くないですが。
 そして、スーパー手前で暗渠となり、タクシー会社裏手に出ると、暗渠から流れてくる新川が
 見えました。橋の欄干に、新川、常盤耕地橋と書かれていました。

 ここで一旦、新川と別れ大塚川をたどることにします。重複を避けるためです。
 藤沢ー大仏線を横切り少し入ると、大塚川の中流です。いわゆる、水道道といわれている道を
 左折して遡行します。流れはすぐマンションの裏手に入りました。
 その先の道を左折すると、川に出ます。民家の間を流れており、常盤の交差点で現れました。
 縦堀橋。すぐ暗渠となってます。
 火の見下バス停の下の暗渠のふたの隙間から見えます。
 ここで、道の向こう側にも流れが見えます。新川の支流ですが名がついてます。殿入川です。
 ここを遡行しました。川幅2mくらいです。岸にはアジアンタムが生えており、民家の庭には
 枝垂れ梅もまだ咲いてます。石仏や灯篭などを置いてある植木屋さんもありました。
 気分のよい道です。
 大谷戸の信号付近で、2本の土管から流れ落ちてるのが見え、ここから戻りました。
 この辺り、殿入といいますが、近くに北条政村の別邸があり、そこへ殿様がお越しになったと
 いうところから名付けられたのでしょうか。
 県道先の信号を右折して下ると、大塚川にぶつかります。民家の庭先を流れています。
 山道に差し掛かると、道の左に自然の水路が現れました。勢いよく流れています。
 今日の圧巻といえるせせらぎでした。しばらく上ると、土管から落ちてます。
 この先は流れは見えず側溝です。土管から出ていた所を水源とします。さらに上ると、
 通称お化けトンネルとなります。
 戻って、水道道を深沢方面に出ました。大塚川という名は、ここら一帯の大地主だった
 大塚さんから採られたのだと思います。
 大塚川はバス停深沢小学校手前で暗渠となり、その先で笛田川と合流するようで、
 今日はここまでとし、新川の常盤耕地橋に戻りました。
 この辺から新川は川幅数mとなり、深く掘削されています。
 カモが2羽と白さぎが1羽、えさをさらっていました。カルガモも2羽いました。
 近くに「かるがも公園」!下水が完備し、水がきれいになったからでしょう。数年前でしたか、
 白さぎを見て嬉しく思いました。
 深沢小学校、深沢商店街を抜けて、川沿いに進みます。旧深澤村が鎌倉市に合併して
 60年が経ち、正月に、市長などが出席して祝賀会が行われました。しかし、深沢の名は、
 小中高やバス停、モノレール、支店にその名を留めているだけです。
 見上げると、湘南モノレールの車庫です。先日のブレーキ故障事故のことなどを
 話しながら行きました。その先の橋から、川が大手製薬会社の構内を流れているのが
 見渡せました。
 川を離れて古館橋に。
柏尾川には鯉が群れ、3羽のオオバンが泳いでいました。左折すると、橋の下に新川が見え、
十数m先に鋼矢板から2m下の柏尾川に落ちていました。
古館橋を渡って対岸に出、新川を正面からとらえてゴールとなりました。丁度、12時でした。

文:亜郁・写真:奥山・製作協力:姫野

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