友の会・アウトドア同好会(第19回)
小袋谷から岩瀬へかけての自噴井戸めぐり
鎌倉の水辺をたどる(第4回)
2007/10/4



 10月4日に3人が集まり出かけました。
北鎌倉駅から交番脇の裏道を通って、しばらくは鎌倉街道を避けて行き、水堰橋に。
信号を渡り、成福寺前の横須賀線を渡ってしばらくゆき、路地を左右折すると、ひょうたん型の
枡に水が落ちていました。毎秒10mlといった流量です。
枡の周辺はきれいになっていて、野菜洗いなど生活用水として、活用されているといった
雰囲気です。
この路地の一つ右手の路地にもありました。流量は倍近い感じです。
さらに、元の道に戻り、右手のハイツ小袋谷の裏手にもありました。井戸にカバーががっちり
掛けられてます。ここは、余り使われていない感じで、枡も汚れてました。
バス道にでて、レイウエル鎌倉の前を通り小坂小学校へ。授業の或る日だったので校内へは
入れませんでしたが、蓮が池に生え、ほてい草、稲が実り、かかしも立ってるビオトープです。
その右手に小さな池があり、波紋が見えたので、ここから水が湧いている筈です。
以前に見ています。
高野への陸橋をくぐり左折すると、先年、岩瀬の青少年広場に上総掘りで井戸を掘った
グループの代表格の若林さんのお宅があります。丁度、奥さんの姿が見えたので
お邪魔し見せてもらいました。
小屋の下に大きな枡があり、そこに水中ポンプとホースも入っていました。
毎年検査して、飲めることを確認しているが、普段は飲料には使わないと。水量は、付近の
住宅開発や工場の冷却水として汲み上げるようになってから、かなり減ったとか。
その先にもありましたが、フェンス越で見にくいです。
戻って、進むと道路に近い庭にありました。使われていないようです。
もう一つ、同じ敷地内にもありました。
右の道に入って、右手にチョロチョロ流れているのがありました。大きなバケツが2個置かれて
いたので、活用しているようです。右に入った奥にもありましたが、流れていません。
しかし下は濡れていたので、完全に枯渇したのではなさそうです。
戻って、旧家の大きな甘粕小三郎邸を左折し、突き当たって右折。多聞院を右に見て、
手掘りのトンネルを2つ通って下ると、四つ角です。角の店に以前はあったが、ポンプの傷みや
配管の腐食が激しいので埋めた、と下見の時伺いました。
砂押川沿いの道に沿った家にも、右折した先の駐車場の一角にもあり、流れていました。
洗車に使う人がいるでしょうか。
右に入った鈴木さん宅には、使っていないが釣瓶井戸があると、奥さんが奥に案内して
くれました。覗くと、数m下に水が溜まっていました。
この近くにも井戸がある家があるわよと案内してくれ、その家の奥さんを呼び出して、
池に流れ落ちるきれいな庭を拝見させて貰いました。
山すその道を進んで、岩瀬下関青少年広場の上総掘りの井戸に行きました。
水を汲んでいる人がいました。この水で沸かしたコーヒーは味が違うので、よく来ると
仰っていました。
また、バス道に戻って、すぐのところの家の前に、水が少しですが出ていました。
明るい陽光の下の井戸でした。
最後は、少し変わった水辺へご案内しました。
由緒ある大長寺の境内から続く防空壕が、鎌倉街道に面した所まで続いているのです。
少し小高い所、フェンスの先に手掘りの防空壕が見え深さが1mもないのですが、
水が満々と貯えられ、金魚が3匹、泳いでいました。前に来たときもいました。
砂押川沿いの、古い桜の並木道を大船駅まで歩き、ゴールとなりました。
井戸の様子は、下記からご覧いただけます。
http://homepage2.nifty.com:80/mizunotabi/kamakura.html

文:亜郁・・製作協力:姫野

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