友の会・アウトドア同好会(第18回)
明月川・西瓜川を遡行し、小袋谷川を下り
              合流する柏尾川へ
鎌倉の水辺をたどる(第3回)
2007/3/10



つの川の源流を探り、河口まで歩きました。参加者はSさんと二人。
 
 北鎌倉駅をスタート、左折して足元を流れるのが明月川です。

 先ずはその源流を探りに行きます。川は円覚寺参道の少し先で暗渠になっています。
 その姿を現すのは横須賀線の踏切の手前で、ここで流れは左折して明月院の方から流れてきます。   
 明月院から流れは出ていますが、事前調査で寺は通過点にすぎないらしいということでパス。       
 緩やかな坂を上ってゆくと、右手に2つの小さな流れが合流しているのが見えました。
 1本は道路の下をくぐっています。もう1本は左手の山裾を流れているようです。
 先ず、左の流れを追いかけます。道祖神が数基、立っている所から藪の中に入ると、
 小さな流れがありました(これをAとします) が、奥は進むことは無理でした。
 引き返して、さらにあがってゆくと、広域水道局のポンプ場があり、その上の三叉路の上の敷地から    
 側溝に水が滴り落ちています。水が出ている所は和風の門構えのお宅ですが表札もなく、人が住んで  
 いるのか、いないのか分からない家でした。
 その家の庭の池に岩伝いに水が落ちているように見えました。下見のときに、更に上がって、今泉台   
 3丁目にでましたが、途中、暗渠のようなものはありません。それで、私は勝手にB川の源流は先ほど   
 の庭に池に落ちるところと決めました。しかし、A川の上流の標高の方が、B川の水源よりは高いと     
 思われますので、明月川の水源は、位置は不明ながら、こちらのような気もしますが・・・
 来た道を戻って駅前に。この手前で川はまた暗渠となっています。そしてその暗渠は、店舗などの    
 建物の下にあるように見えます。下見のとき、十王堂橋の近くにいらした年配の方から、暗渠が    
 建物の下にあると 聞きました。十王堂橋を渡って川を覗きましたがよく見えません。
 川はここで直角に折れているようです。
 少し戻って、2つ目の西瓜川を遡行することにします。
 最初の橋は、民家の前に架かっています。梶原に続く道からは見えません。
 しばらく行くと川が現れ、うっちゃられたミニ棚田が見えます。
 この辺りから流れは暗渠になります。大きな鉄のマンホールから水が流れているのが見えます。     
 左に下がる細い道に入ります。左手の山すそを小さな流れがあるらしいのが、うかがえますが、
 一応 そこは行って確認し、戻って更に上流方向に。残った稲株で放置された田とわかります。
 白い花が咲き藤の花、ヘビイチゴがなってます。水がどこから来ているのかわかりませんが、
 この上にある葛原ガ岡のどこかでしょう。
これで、2つの川の源流が推定できました。
 戻って、鎌倉街道にでる手前の道を左に入ったら、右手に西瓜川と明月川の合流地点が
 見えました。そこから小袋谷川が始まるのでしょう。
 北鎌倉女学院に入る道に入ると、川は蛇行していて、すぐ藤源治橋です。
 戻って鎌倉街道を進み、今度、この辺に多くある井戸をご案内しますよと話したら、駐車場に井戸が   
 あったのには驚きました。取っ手をこいだら水が出て又びっくり。
 光照寺に行く道に入ると、宮の台橋。下見の時、咲いていた白い花は実になっていました。      
 鎌倉街道が右折する所を左に曲がると、小袋川にかかる小さな橋。ここで、2年前ホタルが
 飛ぶのを見ました。住宅がかなり建て込んでいるのですが。
 右に回ると水堰橋、何か由来がありそうです。
 しばらく川は道路に沿って流れますが、そのうち右に曲がって見えなくなります。
 次に見えるのは。横須賀線の跨線橋の上からです。その先、引込み線のあるところからも
 見えるようですが、通行禁止の柵が有るのでパス。
 横須賀線を跨ぐ橋の下の路地を右に入ると川が見られました。
 その先にも1、2、川を見られる路地が有ります。
 さらにその先、バス道を右に入ると落合橋で、下は子袋谷川。
 二つの踏切の間にある大船保線技術センターに行く橋は枕木製でした。踏切の向こうで子袋谷川に  
 架かるのは大船橋で、柏尾川に合流するところは昭和橋です。
 柏尾川に水が落ちる所には鯉が群れ、柏尾川に白鷺が一羽、佇んでいました。
これで3つの川の源流と河口を特定したことにします。

文:亜郁・写真:亜郁・製作協力:姫野

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