友の会・アウトドア同好会(第17回)
神戸川・二俣川を遡る
鎌倉の水辺をたどる(第2回)
2006/12/20




先ずは神戸川の河口です
 「ごうどがわ」と読みます。神戸は腰越五ヶ町の一つで、ここを流れる所から付けられたと思われます。
江ノ電腰越駅に5人が集まり、9:40′スタートしました。先ずは河口へ行きました。河口はどこを指すのかという疑問がわきました。それらしい標識はありません。
検索したら、「河口とは、川から流れてくる真水が海に流れ込む個所に形成される、水が部分的に囲まれて溜まった場所で、海水(塩水)と真水が混ざっています。日に2度、河口は潮の変化によって真水から海水に変わります」とありました。
理科年表のオフィシャルサイトもありました。いろんな疑問に答えてくれています。

http://www.rikanenpyo.jp/kaisetsu/chigaku/chigaku_001.html


戻って、改札正面の左岸を行きます。左岸とは、上流から下流に向かって左側ということです。水の立場になれば良いわけですね。
立派な屋根つきでブロックに囲まれた庚申塔がありました。
バス停亀井の橋の所を右に。右岸には桜の大木が流れにかぶさってます。
しばらく道は左岸に併走してます。


神戸川をさかのぼります

 鎌倉高校への道を横切ると、正面から二俣川が合流してきました。
まず、神戸川を遡ることにして、県道を腰越方面へ戻り、腰越中学正門前を通り、その先、右折して川を探すとありました。川床が岩盤となってます。
水がきれいです。カモの番が泳いでいました。
目の粗い金網の中に大きな石を入れたのが置かれています。生き物に配慮してます。
左が畑とその奥に丘、その上に建つ白亜の老人ホーム?鎌倉静山荘で、右が川の気分の良い細い道を進みます。津西1丁目でした。
紅葉した楓が向こう側に残っていました。腹が黄色い鳥がいました。セキレイも。
県道に出ると、川は斜めに横切ってます。架かる橋は白山橋。
スカイラークガスト前です。
神戸川はさらに続きますが、距離、時間の関係でここで打ち切り、二俣川の合流地点に戻りました。

この川の水源探訪については最後に付記しました。
*1、*2、*3


二俣川をさかのぼります

 改めて、県道に出て、モンタナ幼稚園入口を右折すると、二俣川が捉えられました。
その下、川間橋で右から来た小さな流れが合流してます。聖母訪問会の
奥の山から発している二俣川の支流です。
二俣川の右岸を進みます。流れに幅の広いコンクリ板の橋などを渡して、玄関につなげている家が多いです。
ここら辺は自然の川底で、土が堆積して草も生えています。
ガストの前からの道が二俣川にぶつかる所に、五郎丸橋がありました。
近くに五郎丸さんが住んでいたのでしょうか。
遡ると、川は大きな土管となり、道路下を流れているようで、突き当たった向こうに土管の入口があり、左右からのせせらぎが流れ込んでいました。
右に行くと、広町の森・御所谷入口です。
この日、右の道をとり、ウルシ林や小竹谷を通って一周しようと思っていましたが、足を痛めた方が出たので、七里ガ浜出口から山を下り、鎌倉高校前駅に出て解散としました。


二俣川の源流探しは、時期を改めて行いたいと思っています。

神戸川の水源探し

*
1 神戸川支流1は、白山橋のすぐ上を左から入っています。テニスコート左手の屋敷の前を
  流れ、白山坂へ暗渠となっています。坂上の住宅地に上りましたが、流れは姿を現しません。
  この付近の山に降った雨が水源でしょう。
  
*2 同支流2は、上流の榎橋(新鎌倉山入口を右折)と拾枚橋(西鎌倉駅交差点を右折)
  (いずれも川名が書いてあります)をくぐり、西鎌倉駅前で県道を斜めに横切っていて、
  その先のコープ神奈川西鎌倉店の裏の駐車場手前で、ロイヤルホストからの支流3と合流して
  います。
  近くにあるケーキ屋のレ・シューの裏にあるコンクリ板塀から、流れを覗くことが出来ましたが、
  流れを覗くことが出来ましたが、上流は暗渠でした。
  手広中の手前にある小高い所が最高所のようですから、ここら辺が源流のようです。
  その奥の雇用促進能開鎌倉宿舎まで行きましたが、川らしきはありませんでした。

*3 同支流3は、 ロイヤルホスト手前を流れ、上にある調整池から出ているようですが、確認でき
  ません。その上の住宅地にも入りましたが、側溝があるだけです。


以上、いずれも神戸川の水源は特定できませんでした。支流が幾つかある本流の水源は、一番長いものではなく、最高所から流れ出している所だそうで、神戸川の水源は支流3の上流にある山ではないかと考えました。

文:亜郁・写真:奥山・製作協力:姫野

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