道ばたの信仰  庚申塔  (こうしんとう)


鎌倉を歩いていると、道のはた、山すそや谷あい、さらには住宅地の一角と、あちらこちらに風雪と周囲の環境の変化に耐え、かろうじてその形を保ちながらひっそりとたたずむ石塔や石仏に出会うことかできます。
これらは庶民の残した貴重な文化遺産といえます。

道ばたの石碑
鎌倉の庚申塔については、今から30年ほど前に郷土史家の木村彦三郎氏が「道ばたの信仰」(鎌倉の庚申塔)と題し、鎌倉市教育委員会より「鎌倉市文化財資料第8集」として発表されています。

資料によると、当時(1970年頃)は84箇所に庚申塔があるとされていますが、その後の市街地の開発等環境の変化により、現在如何ほどの庚申塔が残っているのか大変気になります。
このような事から、木村彦三郎氏の「道ばたの信仰」を片手に鎌倉の庚申塔をたずねることにしました。

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