今月の庚申塔めぐり

−(55) 岩瀬五社神社(稲荷神社)−



所在地 ●岩瀬五社神社は、鎌倉女子大の校舎の敷地の左側から100メートルほど道なりに進むと境内の前にでます。

庚申塔は全部で6基あります。
入口の左手に5基の庚申塔が柵で囲まれて立ち、あとの1基は社殿の左奥、木立の手前にあります。

●この神社は18世紀の終わりに再建されたとのことですが、もとは平安末期から鎌倉時代初期の武士、岩瀬与一郎が建てたとの言い伝えがあります。
この武士は、もと常陸佐竹氏の家人。頼朝が1180年に佐竹氏を攻撃し、所領を没収したときのことです。その際に捕らわれましたが、同族を滅ぼすことのむなしさを語り抗議したそうです。上総広常は怒り、殺すことを進言しますが、頼朝はその勇気に感心し、かえって御家人に取り立てたということです。
そしてこの地に屋敷を構えたのが始まりだそうです。
庚申塔の概要6基
  • 駒型
  • 自然石
  • 唐破風付笠塔婆
  • 舟型
  • 尖塔角柱
  • 自然石(これは社殿の左にあります。)
庚申塔の現状記録通り6基あります。
(平成14年9月24日)
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更新日2005.2.14

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