(左から1番目)唐破風付笠塔婆
蓮の台の上に阿弥陀如来がたっています。
深い瞑想に入っていることを示す「禅定印」(ぜんじょういん)で, 鎌倉では他にないそうです。
下には、「きかざる」があり、向かって右の面に「貞享二年二月六日 浄妙寺村」と刻み、下に「みざる」がつきます。左の面には「いわざる」があります。
ここに刻まれた「浄妙寺村」は、現在の地名の表示の「浄明寺」ではなく、古く使われていたものです。

貞享二年(1685)とあり、比較的古いものです。(古いものから25番目)

市の有形民俗資料に指定されています。(鎌倉の文化財12集)