本  堂


下の写真にマウスポインターを載せると
細部をご覧になれます。


本堂について


     本堂は、桁行5間(約13.3メートル)、梁間5間(約13.5メートル)で、文政十年(1827)、肥後細川氏の建立です。

     周囲には、高欄付きの縁をめぐらし、正面に唐破風付きの向拝を設けています。

     正面の中央の柱間は、双折桟唐戸両開き、その外側は、三本溝の引違戸です。

     廻りは、切目長押、内法長押、頭貫、台輪をめぐらします。ただし、正面は虹梁形楣です。

     柱の上には、拳鼻付きの三斗で、中備えには蟇股を配します。ただし。正面中央は、中央に三斗と両脇に蟇股があります。

     向拝は、向拝虹梁と海老虹梁で結び、柱の上と小脇に三斗を組んで、軒唐破風をあげ、柱の上と小脇の斗栱はそれぞれ 手挟を持送ります。

     向拝の部分は、幕末好みの彫刻装飾に飛んだものになっています。

     木鼻は獅子と象形で、龍、梅、小鳥と枝、鳳凰などがつき、柱上の手挟みには鶴と松、中備え手挟みは菊と流水文で、 海老虹梁には亀に波を彫っています。。