法華堂


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法華堂について

     文化九年(1812)の建立と推定されています。

     桁行き三間 (約10.1 メートル)、梁間三間 の宝形造りの堂です。

     正面と側面に擬宝珠の付いた高欄のある縁をめぐらしています。

     外廻りは、丸柱に切目長押、内法長押、頭貫、台輪をめぐらし、二重尾垂木付きの三斗先斗栱を組み、 中備えは、正面中央を詰組として、他の部分を蟇股とします。壁付き通肘木の上に斗を並べます。

     三手先斗栱は、尾垂木を反らせて先端を丸めます。

     正面の向拝は、柱を虹梁でつなぎ、堂と海老虹梁で結びます。木鼻を付け, 柱の上に、大斗皿付きの斗栱を載せ、脇に大瓶束を立て、中備えに彫刻を施しています。

     柱の上は、両脇とも丸桁と直行する持送りを出し、その先端上部に手挟み付き三斗を置いて 桁を受けます。