仏     殿


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仏殿について

     現在の仏殿は、もとは、芝増上寺の崇源院 (徳川秀忠夫人、浅井長政の三女で於江の方) の御霊屋で、寛永五年 (1628) に建てられたものです。 正保四年 (1647) にその御霊屋を建替えるにあたり建長寺に移築されました。
     はじめは、現在の法堂あたりにあり、法堂を兼ねていましたが、文化十一年 (1814) の法堂の建築にあたり現在の位置になった とのことです。

    
     全体としては禅宗様が基本で、正面をみると五間ですが、主屋は三間で、四方に一間の裳腰をめぐらします。

     主屋の三間は柱が均等に配置されて、禅宗様一般とは異なります。
     下層は、地貫・腰貫・内法貫・飛貫・頭貫、扉は桟唐戸、 窓は火灯窓で、その上には花菱様の欄間を配しています。
     下層の屋根には唐破風をつけ、「祈祷」の扁額を架けます。

     主屋の斗栱は二重の尾垂木がつく四手先で、建造物として鎌倉では唯一と思われます。


     内部は、主屋と裳腰を繋虹梁で結びます。


     外廻りは、透かし彫り唐草の金具などの装飾が見られます。


     彫刻欄間も見事です。