庫   裏


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庫裏について

     桁行き七間半、梁間五間の寄棟造りの茅葺で、天明五年 (1785) のものです。
     特徴は、出し桁 (だしげた) 造りで、軒下に横木を長く出し、その上に長い桁を渡し、屋根の一番下の外側を支えます。

     中二階があります。東側(現在の玄関のある面)や南側(本堂前の広場に面する面)の一階部分に増築された部分があるなど、かなり改築されてはいますが、それでも昔の姿をよく伝えているといわれます。


(『鎌倉市文化財総合目録 建造物編』より作成)

     庫裏は、五間ほど西 (境内の奥の方向) にあり、本堂の向かって右に並ぶように立っていたものを、関東大震災後現在の位置に移したとのことです。

     現在の玄関(東)側は土間や台所で、かまどや流しがありました。

     奥に田の字型に4つの部屋などがありますが、およその配置は現在も保たれているようです。