本堂


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本堂について


     桁行き三間 (約 6.0 メートル) 、梁間三間 (約 6.0 メートル)で 、高欄をめぐらし、向拝がつきます。
     (小さい写真の一番左)

     文政十二年(1829)から天保の後半あたりの建築と推定されています。

     粽付の柱を切目長押・内法長押・頭貫でつなぎ、その上に台輪を載せます。
     (小さい写真の一番左)

     斗栱は、実肘木付き出組みで、隅には獅子鼻を斜めにつけています。
     (小さい写真の左から二番目、三番目)

     柱の中間に十二支の蟇股を配し、支輪には流水紋が彫られています。
     (小さい写真の左から四番目)

     向拝部分には彫刻で飾られています。
    (小さい写真の左から五番目)

     向拝の下には、横二手の斗栱を載せ、 斗栱間に松と鶴の彫刻を入れています。また、雲竜を彫った海老虹梁で向拝の柱と堂の側柱とを結びます。
     (小さい写真の右から三、二番目)

     柱の頂部から獅子鼻と象鼻を出します。
     (小さい写真の一番右)


     向拝内側の手挟を牡丹の籠彫りで、向拝虹梁と海老虹梁の下の持送には波に小鳥の彫刻をつけています。
(写真下 左 手挟、右 持送)