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…[その3] |
鎌倉彫、その歴史と魅力鎌倉の伝統工芸、鎌倉彫。彫りの味わいと木の温もり、漆の深みのある色調が特徴である。その起源は中世、仏師が中国から渡来した彫漆を真似て仏具を作ったことにあるとされる。鎌倉の仏師たちも、堆朱や堆黒などを用いて木彫りの仏具を作ったという。円覚寺開山堂にある天竺牡丹文透彫り前机(室町期・重文)は鎌倉彫の原型とされる。 鎌倉彫の素材は桂やホオノキ、イチョウなど。素材を用途に合わせて形成したあと、表面に彫りを施す。その上から漆を繰り返し塗り重ね、艶を出していく。色艶だけでなく、漆は堅牢さを増す効果をもつ。明治期、ある鎌倉彫宗家は百年間の保証券を付けたというエピソードもある。 鎌倉彫について詳しく知りたければ、鎌倉彫会館かまたは同資料館へ。時代別の名品を見たり、制作過程を知ることができる。 |
供物皿(提供・博古堂)
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