このコーナーは鎌倉FMの人気番組「近藤料理長のおすすめメニュー」で紹介されるメニューをお届けするコーナーです。
手軽でおいしいお料理をつくりたい時、毎日のおかずに困った時にご覧ください。

12月のメニュー

 1日(月) 鴨鍋
 2日(火) 鰤大根
 3日(水) 豚汁
 4日(木) アサリとキャベツの蒸し煮
 5日(金) ほうれん草の白和え
 8日(月) 煮込みうどん
 9日(火) 鱈と豆腐の煮物
10日(水) かわはぎのちり鍋
11日(木) 白菜のけんちん蒸し
12日(金) 牡蠣の玉子寄せ
15日(月) 長葱のロール巻き
16日(火) ほうれん草と春菊の柚香和え
17日(水) 鱈の南蛮酢餡掛け
18日(木) 鶏挽肉と豆腐の茶巾絞り
19日(金) 鯛の刺身柚子ドレッシング
22日(月) 鮭とイクラの親子ご飯
23日(火) 鮭と大根の粕煮
24日(水) チーズ入り変わり鍋
25日(木) 黒豆
26日(金) 数の子
29日(月) たたき牛蒡
30日(火) 鮃の龍飛巻き、錦紙巻き
31日(水) 堀川牛蒡鶏の月環


近藤料理長のプロフィール

1959年京都生まれ。
京都で京料理の店で修行し、86年に鎌倉に会員制ホテルの京料理店料理長として就任。その後独立し「日文」を開店しました。
「日文」では食べた人から喜んでもらえる料理作りを日ごろから心がけ、化学調味料は一切使わず素材を生かした料理を作り続けています。
また京都に京料理があるように鎌倉にも鎌倉料理があってもいいと考え「新鎌倉料理」の創作に意欲を燃やしています。
鎌倉では鎌倉FMの番組「近藤料理長の今日のおすすめメニュー」でみんなに親しまれています。



  

鴨鍋

 材料[4人前]

・鴨のだき身500g
・芹300g
・青葱3本
・焼き豆腐1丁
・鍋だし
 (基本だし15:
 味醂1:
 淡口醤油1)


(1) 鴨肉は皮目を下にして、赤身の表面の薄皮をすき取り、5mmぐらいの厚さのそぎ切りにし、筋を切っておきます。

(2) 芹は洗って4〜5cm位の長さに切り揃えます。

(3) 青葱は芹の長さに合わせるように斜め切りにします。

(4) 焼き豆腐は1/8に切ります。

(5) だしと調味料を合わせ鍋だしを作ります。

(6) 鍋に(2) 、(3)、(4)と(1) の鴨肉を形よく並べ(5)の出汁だしを張って火にかけます。

(7) 鴨肉に七分通り火が通ったら食べ始めます。お好みで粉山椒や七味唐辛子を振ります。


  

鰤大根

 材料[4人前]

・鰤のあら400g
・大根600g
・生姜1片
・基本だし4カップ
・砂糖大さじ2
・味醂大さじ3
・酒大さじ3
・濃口醤油大さじ5


(1) ブリのアラは適当な大きさにたたいて塩をまぶして20〜30分位置いておく。生姜は皮を剥いて千切りにします。

(2) 大根は皮を厚いめに剥いて輪切りとします。大きすぎる場合は半月切りにしてなるべく大きさを揃えておきます。

(3) (2)の大根は米を入れて竹串がすっと通る位まで茹でます。(残った冷やご飯でもよい)茹で上がったら水にさらして別の鍋に移します。

(4) (1)のあらは熱湯をかけてすぐ冷水に取り、鱗や血合いなどきれいに洗ってから、(3)と一緒に鍋に入れ、材料がかぶる位のだし汁を注ぎ酒、砂糖を加えて、最初は強火、沸騰したら中火にしてしばらく煮込みます。途中で味醂、濃口醤油を加え調味して更に煮汁が1/3位になるまで煮込みます。

(5) 器に盛り付けたら針生姜を散らします。



  

豚汁

 材料[4人前]

・豚バラ肉
 (かたまり)150g
・じゃが芋2個
・午蒡50g
・人参40g
・蒟蒻1/2枚分葱1本
・サラダ油大さじ2
・酢少々
・水5カップ
・酒大さじ2
・味噌90g


(1) 豚肉は厚さ5mmに切り、更に一口大に切ります。

(2) じゃが芋は皮を剥いて縦に四つ割りにし、更に三つに切り、水にさらしてアク抜きします。

(3) 午蒡はたわしでよく洗い、斜め薄きりにして酢水に浸してアク止めする。

(4) 人参は皮を剥いて小口から薄くいちょう切りにします。

(5) 蒟蒻は水から茹でて、水に晒し縦半分に切って薄い短冊切りにします。

(6) 分葱は長さ2〜3cmのぶつ切りにします。

(7) 大きめの鍋に、サラダ油を熱し、(1)の豚肉を炒め、あと分葱以外の野菜と蒟蒻を入れて全体にさっと炒めます。

(8) 分量の水を加え、弱火でアクをよくすくいながら、野菜が柔らかくなるまで煮込みます。

(9) 野菜が煮えたら、酒を加え、味噌を溶いて味を調えます。最後に分葱を加えて一煮立ちしたらいただきます。



  

あさりとキャベツの蒸し煮

 材料[4人前]

・殻付あさり500g
・キャベツ1/4個
・生姜1片
・淡口醤油大さじ3.5
・砂糖大さじ1/2
・味醂大さじ1
・酒大さじ1


(1) あさりは砂を吐かせて、擦り合わせるようにしてきれいに水洗いします。

(2) キャベツは洗って1cm幅に切ります。

(3) 生姜は皮を剥いて、千切りにします。

(4) 鍋に水1/2カップと調味料を煮立て、(3) の生姜と(1) のあさりを入れて、あさりが口を開けるまで煮ます。

(5) (4)であさりが口を開けたら、あさりを取りだし、(2)のキャベツを入れて、蓋をして蒸し煮にします。

(6) キャベツがしんなりとしたら、先のあさりを戻して、味を調えたら器に盛り付けます。



  

ほうれん草の白和え

 材料[4人前]

・木綿豆腐1丁
・ほうれん草1束
・人参1/4本
・蒟蒻1枚
・白和えよう調味料
 (擦り胡麻大さじ5
 砂糖大さじ2
 塩小さじ1
 淡口醤油少々)  


(1) ほうれん草は洗って塩少々入れた熱湯で茹でて、冷水に取って少しさらして、水気を絞り、3cm長さに切り揃えます。

(2) 人参は、皮を剥いて短冊切りにし、下茹でして水気を切ります。

(3) 蒟蒻は短冊切りにし、塩でもんで一度茹でこぼします。

(4) (2)、(3)は一度さっと煮ておきます。

(5) 豆腐は電子レンジで3〜4分かけて水切りし、冷まします。

(6) ポリ袋に(5)の豆腐と調味料を入れてもみほぐし、よく混ぜて和え衣を作ります。

(7) (6)に材料を一緒に入れ袋の中で混ぜて、器に盛り付けます。
※豆腐を電子レンジで水切りするときは、加熱しすぎに注意しましょう。



  

煮込みうどん

 材料[4人前]

・うどん4玉
・鶏の笹身80g
・蒲鉾8切れ
・ほうれん草1/2束
・干し椎茸4個
・海老8匹
・卵4個
・葱1本
・基本だし6カップ
・淡口醤油大さじ4
・味醂大さじ3
・塩少々  


(1) 鶏笹身は一口大の削ぎ切りにします。

(2) 海老は背わたを抜いてさっと茹で、皮を剥いておきます。

(3) 干し椎茸は戻しておきます。葱は小口より細かく刻んでおきます。

(4) ほうれん草はよく水洗いして、熱湯で茹でて冷水に取り、水気を絞って4cm位の長さに切ります。

(5) 基本だしに調味料を合わせて、うどん汁を作ります。

(6) うどんは茹でて、一人用の土鍋に入れ、葱と卵以外の材料を彩りよく並べ入れ、うどん汁を注ぎ入れて一煮立ちさせます。

(7) (6)に卵1個を割り入れて、葱を散らして蓋をして卵を好みに固めます。



  

鱈と豆腐の煮物

 材料[4人前]

・鱈の切り身4切
・豆腐1丁
・椎茸4枚
・長葱2本
・柚子の皮少々
・基本だし4カップ
・酒大さじ3
・砂糖小さじ2
・淡口醤油大さじ1
・塩少々  


(1) 鱈の切り身は薄塩してしばらくおきます。

(2) 豆腐は八等分に切り、椎茸は石付きを取り、半分に切ります。長葱は4cm長さのぶつ切りにします。

(3) 鍋に基本だしを加えて煮立て、調味料を加えて味付けし、(1)の鱈、豆腐、椎茸葱の順に入れ、煮過ぎないうちに器に汁ごと盛り付けて、柚子の皮の千切りを散らします。



  

かわはぎのちり鍋

 材料[4人前]

・かわはぎ4匹
・だし昆布
 10cm長さ1枚
・豆腐1丁
・白菜6枚
・生椎茸4個
・菊菜1束
・長葱1本
・春雨10g
・えのき茸1束
・大根おろし
・ぽん酢適量


(1) かわはぎは、おろして食べやすい大きさに切ります。肝もつぶさないように取り分けておきます。

(2) 豆腐は八等分に、長葱は斜め切りに、白菜はざく切りに、椎茸は石付きを取って飾り包丁を入れておきます。榎茸も石付きを取ります。

(3) 菊菜はきれいに洗って、食べやすい長さに切り、春雨は水に浸して戻しておきます。

(4) 大根おろしは軽く水気を絞って、紅葉おろしにするか、七味唐辛子を用意して薬味にします。

(5) 土鍋にたっぷり水を張り、昆布を入れて火にかけます。煮立ってきたら、昆布を引き上げて、(1)〜(3)の材料を入れて煮えたものから順にいただきます。

(6) 食べ終わったら、煮汁をこして洗って滑りを取ったご飯を加えて、雑炊にするのもよいでしょう。



  

白菜のけんちん蒸し

 材料[4人前]

・白菜大4枚
・塩少々
・干し椎茸4枚
・蟹のむき身150g
・豆腐1丁
・玉子1個
・グリンピース大さじ2
・基本だし1.5カップ
・下味調味料
 (塩小さじ1/2
 淡口醤油小さじ1.5
 砂糖小さじ1)
・葛餡用調味料
 (塩小さじ1/4
 味醂小さじ2
 淡口醤油小さじ2)
・水溶き片栗粉適量
・柚子の皮少々


(1) 白菜は固めに茹でてざるにとり、熱いうちに塩少々振っておきます。

(2) 干し椎茸は水で戻し、石付きを取り千切りにします。

(3) 豆腐は布巾に包んで重石をして水切りします。

(4) ボウルに(3)の豆腐を入れ、ほぐした蟹身、(2)の椎茸、グリンピースを加え全体に混ぜ合わせます。

(5) (4)に溶き玉子と下味調味料を加え、よく混ぜ合わせます。

(6) (1)の白菜を広げて、軸の部分は包丁のみねで軽く叩き、(5)の1/4量を乗せて包みます。同様にして4個作り、蒸し器で15分位蒸します。

(7) 鍋に基本だしを煮立てて、葛餡用調味料で味付けし、水溶きの片栗粉を加えてとろみをつけて、餡を作ります。

(8) 蒸し上がった(6) を食べやすい大きさに切り、器に盛り付けて(7)の餡をたっぷりとかけて、千切りにした柚子の皮を散らします。



  

牡蠣の玉子寄せ

 材料[4人前]

・生牡蠣200g
・長葱1/2本
・韮60g
・玉子6個
・大根おろし1カップ
・サラダ油大さじ3
・牡蠣の下味調味料
 (生姜の絞り汁
 小さじ1/2
 酒大さじ1/2
 塩少々)
・玉子の味付け調味料
 (酒大さじ1
 塩小さじ1/4
 胡椒少々)


(1) 牡蠣は、大根おろしでからめて汚れを洗い、水洗いして水気を切り、調味料を絡めて下味をつけます。

(2) 長葱は斜め切りに、韮は3cm長さに切ります。

(3) 玉子をボールに割りほぐして、調味料を加えて味付けします。

(4) 中華鍋にサラダ油を熱し、(1) の牡蠣を入れて強火でさっと炒め、(2)の葱と韮も加えて更に炒めたら、(3)の玉子を加え、丸くなるように形を調えながら、半熟程度までかきまぜて、器に盛ります。



  

長葱のロール巻き

 材料[4人前]

・長葱3本
・豚肉薄切り6枚
・サラダ油大さじ1
・酒大さじ3
・砂糖大さじ3
・濃口醤油大さじ4
・粉山椒少々


(1) 長葱は青い部分を切り、1/2に切ります。

(2) 豚肉を広げ、(1)の葱を螺旋状に巻き、巻き終わりを楊枝で止めます。

(3) ボウルに調味料を合わせておきます。

(4) フライパンにサラダ油を熱して、(2) を入れ、中火で全体に焼き色をつけます。

(5) 溜まった油を除き、(3)を加えて蓋をして2〜3分弱火で煮て、蓋をとって強火にし、煮汁を煮詰めて食べやすい大きさに切り、粉山椒を好みで振ります。



  

ほうれん草と春菊の柚香和え

 材料[4人前]

・ほうれん草1束
・春菊1束
・塩少々
・柚子1個
・削り節適量
・基本だし適量
・濃口醤油適量


(1) ほうれん草と春菊は洗って、塩少々入れた熱湯で茹で、冷水に取って晒し、水気をよく絞って、3cm長さに切ります。

(2) 柚子は、皮をすりおろし、実は汁気を絞って醤油と合わせ、味をみながら適量のだしで割ります。

(3) (1)を少量の淡口醤油でさっと洗い、汁気を絞り、(2) の合わせ醤油で和えて器に盛り、削り節をたっぷりとかけます。



  

鱈の南蛮酢餡掛け

 材料[4人前]

・鱈の切り身4切
・長葱1本
・人参1/3本
・絹鞘12枚
・豆腐1/2丁
・鷹の爪1本
・塩
・片栗粉
・小麦粉
・サラダ油
・南蛮酢餡
 (基本だし2カップ
 酢大さじ6
 酒大さじ3
 淡口醤油大さじ4
 味醂大さじ2
 水溶きの片栗粉適量)


(1) 鱈の切り身に薄塩して、30分くらいおいて余分な水気を切ります。

(2) 豆腐は軽く水切りして4等分に切ります。

(3) 小麦粉と片栗粉を5:3の割合で混ぜ、(1) の鱈と(2) の豆腐にまぶして180℃に熱した油で揚げます。

(4) 人参は千切りにして茹でます。絹鞘は塩少々入れた熱湯で色好く茹でて、冷水にとって水切りしてから千切りにします。

(5) 長葱は焼き目が着くくらいに焼いて、3cm長さに切ります。

(6) 南蛮酢餡の調味料を合わせ、鷹の爪を加えて一煮立ちしたら、水溶きの片栗粉でとろみを付けます。

(7) (3)、(4)、(5)を彩りよく器に盛り付け、(6)の餡をたっぷりと上からかけます。



  

鶏挽肉と豆腐の茶巾絞り

 材料[4人前]

・鶏挽肉200g
・にら1/4束
・生椎茸2個
・人参1/3本
・木綿豆腐1丁
・玉子1個
・豆腐味付け
 (生姜絞り汁小さじ1/2
 淡口醤油大さじ1
 味醂小さじ1
 片栗粉大さじ1
 酒小さじ1
 塩少々)
・餡用調味料
 (基本だし1カップ
 淡口醤油大さじ1
 味醂大さじ1
 塩少々
 水溶きの片栗粉)


(1) 韮、生椎茸、人参は細かく切り、一度湯掻いて水切りします。

(2) 豆腐は布巾につつんで重石をし、水切りします。

(3) ボウルに(2) の豆腐を入れ、鶏の挽肉、(1)を加え、豆腐味付け用の調味料と溶き玉子を加えてよく混ぜ合わせます。

(4) (3)を4等分してラップで茶巾に包み、輪ゴムでくくってから爪楊枝で数カ所穴をあけて、電子レンジで3〜4分加熱します。

(5) 餡用調味料を合わせて、水溶きの片栗粉でとろみをつけて、(4)の上にたっぷりとかけます。



  

鯛の刺身柚子ドレッシング

 材料[4人前]

・鯛120g
・車海老4匹
・生雲丹
・キャビア
・柚子4個
・柚子ドレッシング
 (柚子の絞り汁
 サラダ油
 塩
 胡椒)


(1) 鯛は軽く塩をしてしばらくおきます。

(2) (1)の鯛をそぎ造りにして、皿に並べます。

(3) 柚子を蓋と身に切り分け、身の部分の果肉をくりぬき、布巾に包んで汁を絞ります。

(4) (3)の絞り汁1に対して4のサラダ油を加え、塩、胡椒で味を整えて柚子ドレッシングを作ります。

(5)(3) の柚子釜の中に軽くボイルした車海老、生雲丹、キャビアを盛り込み、(2)に添えて、(4)のドレッシングをかけていただきます。



  

鮭とイクラの親子ご飯

 材料[4人前]

・新巻鮭の
 切り身大2切れ
・イクラ大さじ4
・生姜1片
・三つ葉適量
・酒大さじ3
・水大さじ3
・米3カップ
・水3カップ
・味醂大さじ2/3
・淡口醤油小さじ1
・塩少々


(1) お米は常の通り研いで、ざるにあけて水切りしておきます。

(2) 生姜は皮を剥いて細く千切りにします。

(3) 鮭は一口大に切り分けて、鍋に並べます。鮭の上に(2)の針生姜を散らし、酒と水を加えて、蓋をして5〜6分蒸し煮にします。

(4) 炊飯器にお米を入れ、(3)の鮭を乗せて、水、味醂、淡口醤油、塩、(3)の時にできた煮汁も加えて炊きます。

(5) 三つ葉はさっと茹でて冷水に取り、2cm位の長さに切ります。

(6) (4) が炊き上がったらよく蒸らして、飯茶碗に鮭の切り身がきれいに入るようによそい入れ、イクラを大さじ1杯づつ乗せて(5)の三つ葉を散らします。



  

鮭と大根の粕煮

 材料[4人前]

・大根400g
・人参80g
・塩鮭300g
・煮汁
 (基本だし3.5カップ
 砂糖大さじ1.5
 淡口醤油大さじ2
 酒粕150g)


(1) 大根は皮を剥いて1cm厚さのいちょう切りにします。

(2) 人参は皮を剥いて大根と同じ厚さの輪切りにします。

(3) 塩鮭は一口大に切り、薄い塩水に浸けて塩抜きします。

(4) 鍋に(1)の大根と(2)の人参を入れ、煮汁の基本だしを加え弱火で柔らかくなるまで煮ます。

(5) (4)に(3)の鮭を加え、酒粕を細かくちぎって加え、調味料も加えて弱火で更に20分位煮込みます。アクが浮いてきたら丁寧に取り除きます。

(6) お好みで七味唐辛子を振って、熱いうちにいただきます。



  

チーズ入り変り鍋

 材料[4人前]

・豚バラ肉50g
・生椎茸6枚
・人参1/3本
・午蒡30g
・三つ葉1束
・大根40g
・餅4個
・プロセスチーズ50g
・基本だし4カップ
・淡口醤油大さじ2
・塩小さじ1/2
・胡椒少々


(1) 豚バラ肉は薄くそぎ切りにします。

(2) 椎茸は軸をとって千切り。人参、大根は皮を剥いて3cm長さの千切り。午蒡は笹がきにして水に晒し、アク抜きして水切りします。三つ葉は3cm長さに切りそろえます。

(3) プロセスチーズは薄く切っておきます。

(4) 餅は焼いておきます。

(5) 鍋にだしと調味料を合わせ入れ、豚肉、午蒡、人参、大根、椎茸の順に加えて煮ます。

(6) 野菜が柔らかく煮えてきたら、チーズを全体に広げて入れます。

(7) チーズがとろりとしてきたら、三つ葉、餅を入れて胡椒を振ります。

(8) 餅が煮えすぎないうちにいただきます。



  

黒豆

 材料[4人前]

・黒豆カップ2
・重層小さじ1/2
・米の研ぎ汁5カップ
・砂糖650g〜700g
・淡口醤油少々


(1) 黒豆は水で洗って米の研ぎ汁に漬け、一晩おきます。十分に膨らんだら、皮の破れたものは取り除いておきます。

(2) 漬け汁ごと火に掛け、煮たってきたら火を弱めて、コトコトと静かに煮ます。汁が少なくなってきたら、水(ぬるま湯がよい)をたしながら更に煮ます。

(3) 豆を指で挟んで、つぶれるくらいに柔らかくなったら火を止め、水を細くして注ぎ入れ、豆の皮を傷めないようにさらします。

(4) もう一度たっぷりの湯に豆を移して2〜3分茹でてあく抜きをします。

(5) (4)の作業を2〜3回繰り返し行ない、水にさらします。※急激に冷たい水が豆にふれるとしわが寄るので、徐々に水を加えながらさらすこと。また、皮が傷ついたり、破れたりしないよう注意すること。

(6) 鍋に豆と、豆が浸かる位の水を入れて、砂糖の半量を加えてしばらく煮てから、更に残りの砂糖を入れ、30分位ごく弱火で煮ます。

(7) 火を止める直前に淡口醤油を加え、そのまま冷まします。



  

数の子

 材料[4人前]

・塩数の子4〜5本
・米の研ぎ汁
・漬け汁
 (基本だし6:
 酒1:
 味醂1:
 淡口醤油1+追い鰹)


(1) 塩数の子は米の研ぎ汁に漬けて半日おき、あとは水を取り替えながら、塩気がほんの少し残る程度に塩だしします。

(2) (鍋に漬け汁の調味料を合わせ、一度煮立ててから追い鰹をし、冷ましてこします。

(3) (1)の数の子の薄皮を取り除き、水気をよく拭き取って、(2)の漬け汁に漬けて、味を含ませます。



  

たたき午蒡

 材料[4人前]

・新午蒡6本
・酢適量
・白胡麻1/2カップ
・淡口醤油大さじ3
・砂糖小さじ1


(1) 新午蒡は皮を取らないように、たわしでよく水洗いし、土だけをきれいに落として、4〜5cm長さに切りそろえ、太いところは縦半分に切って水にさらします。

(2) 胡麻は香りよく煎り、すり鉢で油がしみ出てしっとりとするまでよく擦り、醤油、砂糖を加えます。

(3) たっぷりと湯を沸かし、午蒡を入れ、酢少々を加えて茹で、歯応えが残るくらいの堅さで、ざるに岡上げします。

(4) (3) の午蒡が熱い内に、(2)に入れて混ぜ、味をなじませます。



  

鮃の龍飛巻き、錦紙巻き

 材料[4人前]

・鮃または、鯛の
 上身200g
・塩少々
・生姜の甘酢漬け
 大さじ2
・求肥昆布50g
 (20×28cm)
・卵1個


(1) 鮃の上身は皮を引き、薄塩をあてて一晩おき、薄く、大きくへぎ切りにする。

(2) 求肥昆布は、酒で湿らした布巾で拭いておく。

(3) 生姜の甘酢漬けは千切りにして、水気を絞ります。

(4) (2)の求肥昆布を巻きすの上に広げ、昆布の向こう側を1/3位残して、(1)の鮃を平らに並べ、(3) の生姜を散らします。

(5) 巻きすを手前からしっかりと巻き、輪ゴムで止めて、5時間位おきます。

(6) 器に盛るとき、食べやすい大きさに切ります。

(7) 錦紙巻きは求肥昆布の変りに、薄焼き卵で巻いて作ります。



  

堀川午蒡鶏の月環

 材料[4人前]

・堀川午蒡1本
・鶏の挽肉100g
・白身魚の擦り身50g
・米糠適量
・ミンチ味付け
 (基本だし大さじ2
 味醂大さじ2
 濃口醤油大さじ1
 片栗粉大さじ2
・煮汁
 (基本だし3カップ
 砂糖大さじ2
 味醂大さじ1
 淡口醤油大さじ2)

 ※堀川午蒡は、たわし
 で擦ってきれいに洗
 い、太いところを15
 cm長さに切ります。


(1) たっぷりめの水に糠を加えて、午蒡を柔らかくなるまで茹でます。

(2) 午蒡が柔らかくなったら、水にさらして糠をよく洗い落として、もう一度茹でこぼします。

(3) 茹でた午蒡の芯を抜き型を使って抜きます。

(4) 擦り鉢で鶏の挽肉と魚の擦り身をよく擦り、調味料を加え、水溶きの片栗粉を加えてのばし、絞り袋に入れます。

(5) (3)の午蒡の穴に片栗粉を振り入れ、(4)の擦り身を絞り入れます。反対側から出てくるまできっちりと詰め、両側に、小さく切った経木を張り付けて蓋をし、細く裂いた竹の皮で十文字に縛ります。

(6) (5)を蒸気の上がった蒸し器で15分位蒸して、中身が固まったら、竹の皮と経木を外します。

(7) 鍋に煮汁の基本だしを入れて、(6)の午蒡をしばらく煮てから、調味料を加えて味付けします。

(8) 盛り付ける時に、食べやすい大きさに切ります。