このコーナーは鎌倉FMの人気番組「近藤料理長のおすすめメニュー」で紹介されるメニューをお届けするコーナーです。
手軽でおいしいお料理をつくりたい時、毎日のおかずに困った時にご覧ください。

12月のメニュー

 1 日(水) 大根と里芋のおぼろ炊き
 2 日(木) 牛肉と蓮根の黒胡椒炒め

 3 日(金)

鶏肉とカリフラワーの土佐煮
 6 日(月) 麻婆じゃが芋
 7 日(火) 田毎蒸し
 8 日(水 ) 厚揚げと蓮根のカレー炒め
 9 日(木) 帆立貝柱の衣揚げ甘酢餡かけ
 1 0 日(金) 渡り蟹のチリソース炒め
 1 3 日(月) 牡蠣のみぞれ汁
 1 4 日(火) 豚肉の陳皮揚げ
 1 5 日(水) 牛肉と牛蒡の煮物
 1 6 日(木) 豆腐ステーキの牡蠣餡かけ
 1 7 日(金) 鰤の松前蒸し
 2 0 日(月) 鶏肉の柚子マヨネーズ焼き
 2 1 日(火) 牛すね肉の醤油煮
 2 2 日(水) 鴨の南蛮漬け
 2 3 日(木) 牛肉のにんにく味噌炒め
 2 4 日(金) 鶏肉の塩釜焼き(温野菜添え)
 2 7 日(月) ぶどう豆のワイン風味
 2 8 日(火) 甘栗きんとん
 2 9 日(水) スモークサーモンの砧巻き
 3 0 日(木) うずら卵の竜眼揚げ
 3 1 日(金) 海の幸のべっこう漬け


近藤料理長のプロフィール

1959年京都生まれ。
京都で京料理の店で修行し、86年に鎌倉に会員制ホテルの京料理店料理長として就任。その後独立し「日文」を開店しました。
「日文」では食べた人から喜んでもらえる料理作りを日ごろから心がけ、化学調味料は一切使わず素材を生かした料理を作り続けています。
また京都に京料理があるように鎌倉にも鎌倉料理があってもいいと考え「新鎌倉料理」の創作に意欲を燃やしています。
鎌倉では鎌倉FMの番組「近藤料理長の今日のおすすめメニュー」でみんなに親しまれています。

近藤料理長へのメールはこちらまで
motohito@fsinet.or.jp



  

大根と里芋のおぼろ炊き

 材料[4人前]

・大根(2.5cm厚さ)8個
・里芋8個
・ おぼろ昆布またはとろろ昆布10g
・青葱2〜3本
・米のとぎ汁
・塩
・煮汁
(基本だし3.5カップ、
 酒1/2カップ、
 味醂大さじ1/2、
 淡口醤油大さじ1、
 塩小さじ1/2)
 


(1)大根は皮を厚くむいて面とりをする。
(2)里芋は皮をむいて塩少々をふって軽くもみ、ぬめりを洗い流す。
(3)鍋に大根を入れ、米のとぎ汁をヒタヒタに入れて約10分ゆで、大根がやや透明になったら里芋を加えてさらに約10分位煮たのち、よく水洗いする。
(4)鍋に基本だしと調味料を合わせ、大根、里芋を入れて火にかけ、煮立ったら落とし蓋をして火を弱め、大根が箸でちぎれるくらいやわらかくなるまで、20〜25分ゆっくり煮る。
(5)(4)を器に盛り、煮汁もかけ、おぼろ昆布をちぎってのせ、小口切りの青葱を散らす。


  

牛肉と蓮根の黒胡椒炒め

 材料[4人前]

・牛赤身肉(薄切)150g
・蓮根200g
・銀杏(ゆでたも)50g
・にんにく1片
・タカの爪1本
・黒粒胡椒
・酢
・油
・牛肉下味調味料
(酒小さじ1、
 醤油小さじ1、
 片栗粉小さじ1、
 サラダ油大さじ1/2) ・合わせ調味料
(濃い口醤油大さじ1、
 酒大さじ1、
 砂糖大さじ1、
 酢小さじ1.5、
 スープまたは水大さじ3
  オイスターソース大さじ1/2、
 片栗粉小さじ1)


(1)牛肉は一口大に切り、酒、醤油で下味をつけ、片栗粉と油を加え、ほぐすようにして混ぜる。
(2)蓮根は皮をむき、5mm厚さの半月、またはいちょう切りにし、酢水にさらす。
(3)銀杏は熱湯をかけてふっくらさせ、水気をきる。
(4)にんにくは薄切りにし、赤唐辛子は種を除いて小口切りにする。
(5)合わせ調味料をよく混ぜておく。
(6)中華鍋をよくならして多めの油を熱し、水気をきった蓮根を加えて炒め、銀杏も加えて炒め、蓮根が透明になったら皿にあけ油をきる。
(7)(6)の鍋に油大さじ1を足し、にんにくと赤唐辛子を焦がさないように弱火で炒め、強火にして牛肉を炒める。牛肉がほぐれて色が変わったら、(6)を戻し入れ、合わせ調味料を加えてざっと混ぜる。
(8)器に(7)を盛り、粗く刻んだ黒胡椒をふる。


  

鶏肉とカリフラワーの土佐煮

 材料[4人前]

・鶏もも肉1枚
・カリフラワー1株
・キャベツ5枚
・削り鰹10g
・煮汁
(基本だし2/3カップ、
 砂糖小さじ1、
 味醂大さじ1、
 薄口醤油大さじ1.5、
 塩少々)


(1)鶏肉は筋切りをして一口大に切る。
(2)カリフラワーは小房に分ける。キャベツは大きめに切る。
(3)鍋に基本だしと調味料を入れて煮立て、鶏肉を入れ、表面が白くなったらカリフラワー、キャベツを入れてふたをし、焦がさないように火加減に注意して8〜10分煮まる。途中、鍋返しをする。
(4)カリフラワーの軸に竹串がスッと通るようになり、煮汁が少なくなったら削り鰹を加えて混ぜ、すぐに火を止めて器に盛る。


  

麻婆じゃが芋

 材料[4人前]

・じゃがいも(メークイン)400g
・合挽肉100g
・にんにくの芽100g
・長葱1/2本
・生姜1片
・片栗粉
・サラダ油

・豆板醤小さじ1
・紹興酒または酒大さじ1
・濃い口醤油大さじ1
・砂糖小さじ1
・塩・胡椒少々
・スープ1カップ
・酢小さじ1
・胡麻油小さじ1


(1)じゃが芋は皮をむき、縦半分にして1cm厚さに切り、水に10分さらして水気をふく。
(2)にんにくの芽は2〜3cm長さに切る。
(3)長葱は粗いみじん切りにし、生姜は小さく薄切りにする。
(4)中華鍋に揚げ油を180℃に熱し、じゃが芋をやや固めに揚げ、油きりをする。
(5)(4)の鍋に油大さじ1を入れ、中火で生姜を炒めて香りを出し、合挽肉を加えてパラパラにほぐしながらよく炒め、にんにくの芽を加えて炒める。
(6)にんにくの芽の色が変わったら豆板醤を加えて軽く炒め、紹興酒、濃い口醤油、砂糖、塩、胡椒で調味し、スープを加え、強火で煮立てる。
(7)(4)のじゃが芋を戻し入れ、中火で1〜2分煮て、片栗粉大さじ1/2を同量の水で溶いて加え、とろみがついたら葱を散らし、酢、胡麻油を鍋肌からわまし入れる。


  

田毎蒸し(たごとむし)

 材料[4人前]

・鶏胸肉または笹身100g
・かまぼこ1/2本
・人参100g
・生椎茸4枚
・ほうれん草1/3束
・卵4個
・塩
・だし汁
(基本だし1.5カップ、
 味醂大さじ2.5、
 薄口醤油大さじ1.5、
 塩小さじ1/2)


(1)鶏肉とかまぼこは拍子木切りにする。
(2)椎茸は石づきを切って薄切りにする。
(3)人参は拍子木切りにし、塩ゆでする。
(4)ほうれん草は塩ゆでして4cm長さに切る。
(5)基本だしと調味料を合わせておく。
(6)器にほうれん草を除いた材料を彩りよく並べ入れ、(5)のだし汁をはり、ラップをして電子レンジ強に約2分かけ、鶏肉に火を通す。
(7)(6)に、ほうれん草を入れ、卵を割り入れ、さらに電子レンジに3分かける。


  

厚揚げと蓮根のカレー炒め

 材料[4人前]

・厚揚げ1枚
・豚薄切り肉100g
・蓮根150g
・絹さや50g
・生姜1片
・長葱1/2本
・酢
・油
・豚肉下味調味料
(濃い口醤油小さじ1、
 酒小さじ1、
 片栗粉大さじ1、
 サラダ油大さじ1)
・合わせ調味料
(水1/2カップ、
 チキンスープの素1個
 酒大さじ1、
 トマトケチャップ大さじ1、
 淡口醤油小さじ1、
 砂糖小さじ1、
 カレー粉小さじ1)


(1)厚揚げは熱湯でゆでて油抜きをし、1cm幅に切る。
(2)豚肉は一口大に切り、醤油、酒をもみ込み、片栗粉を混ぜ、油をかけて軽くほぐす。
(3)蓮根は皮をむいて5mm厚さの半月切り、薄い酢水につける。
(4)絹さやは筋をとる、生姜は薄切り、葱は縦半分にして斜め切りにする。
(5)合わせ調味料を混ぜる。
(6)油をよくなじませた中華鍋に、生姜、葱を入れて香りを出し、サラダ油大さじ1を入れて豚肉を炒め、色がかわったら蓮根を加えて炒める。
(7)蓮根に油がまわったら厚揚げ、絹さやを加え、(5)を加えて汁気がなくなるまで炒め煮にする。


  

帆立貝柱の衣揚げ甘酢餡かけ

 材料[4人前]

・帆立貝柱400g
・酒大さじ1
・サラダ菜
・油
・衣
(卵1/2個分、
 水大さじ2、
 片栗粉大さじ2.5、
 小麦粉大さじ2.5、
 ベーキングパウダー小さじ1/2)
・甘酢餡
(スープ1/2カップ、
 酢、
 砂糖各大さじ4、
 濃い口醤油大さじ1、
 塩小さじ1/3、
 片栗粉大さじ1)


(1)帆立貝柱は厚さを2つに切り、酒をふりかけておく。
(2)衣は粉類を合わせておき、卵と水を加えてやららかく溶く。
(3)(1)の水を軽くふきとり、(2)の衣をまぶし、高温の揚げ油でカラッと揚げる。
(4)鍋に甘酢餡の調味料を合わせ、火にかけて煮立ててとろみをつける。
(5)器にサラダ菜を敷いて衣揚げを盛り、(4)の甘酢あんを添える。


  

渡り蟹のチリソース炒め

 材料[4人前]

・渡り蟹2はい(700g)、
・塩少々
・長葱1/2本
・生姜1/2片
・にんにく1片
・豆板醤小さじ1〜2
・卵1〜2個
・片栗粉
・サラダ油
・合わせ調味料
(スープ1カップ 、
 トマトケチャップ大さじ5、
 濃い口醤油大さじ1.5、
 砂糖大さじ1、
 塩小さじ1/2、
 胡椒少々)


(1)蟹は洗って水気をよくふき、甲羅をはずし、足と身は食べやすくぶつ切りにする。
(2)(1)に塩少々をふり、片栗粉をまぶし、中温に熱した揚げ油で約5分揚げて火を通す。
(3)長葱、生姜、にんにくはみじん切りにする。
(4)スープと調味料を合わせておき、卵は割りほぐしておく。
(5)熱した中華鍋にサラダ油大さじ1、生姜、にんにく、豆板醤を入れて香りよく炒め、合わせ調味料を加える。
(6)(5)が煮立ったら蟹を入れてからめ、片栗粉大さじ1を倍量の水で溶いて加え、とろみをつける。
(7)最後に卵を流し、葱を散らして仕上げる。



  

牡蠣のみぞれ汁

 材料[4人前]

・牡蠣200g
・大根300g
・長葱1/2本
・塩
・片栗粉
・柚子の皮少々
・だし汁
(基本だし2.5カップ、
 塩小さじ3/4、
 酒大さじ2、
 淡口醤油小さじ1)


(1)牡蠣は塩を多めにふって軽く混ぜ、水をたっぷりはったボールの中でふり洗いし、水気をきる。
(2)大根は皮をむいてすりおろす。
(3)長葱は4cmの長さに切ってせん切りにし、水にさらして白髪葱にする。
(4)鍋に基本だしと調味料を合わせて煮立て、牡蠣を入れる。
(5)再び煮立ったら大根おろしを汁ごと加え、アクをていねいにとり除いてから、片栗粉大さじ1を同量の水で溶いて加え、とろみをつける。
(6)椀に(5)を盛り、白髪葱の水気をきってのせ、へぎ柚子を吸い口としてのせる。


  

豚肉の陳皮揚げ

 材料[4人前]

・豚ヒレ肉300g
・大根100g
・人参80g
・1/4カップ
・サラダ菜
・サラダ油
・陳皮の粉
・和風醤油ドレッシング
(濃い口醤油大さじ2、
 米酢大さじ1、
 胡麻油大さじ2/3、
 白胡麻大さじ1/2)
・豚肉下味調味料
(濃い口醤油大さじ1、
 紹興酒または酒小さじ1、
 胡椒少々、
 陳皮の粉小さじ1)
・衣
(卵1/2個分、
 水大さじ1.5、
 小麦粉大さじ2、
 片栗粉大さじ2)


(1)豚肉は1.5cm厚さに切り、調味料をまぶして下味をつけ、10分位おく。
(2)ボールに卵、水を合わせて溶き、小麦粉、片栗粉を混ぜ合わせて衣を作る。
(3)(1)に衣をつけ、170℃に熱した揚げ油できつね色に揚げる。キッチンペーパーにとって油をきる。
(4)つけ合わせの大根とにんじんは6〜7cm長さのスティック状に切り、ドレッシングに浸して約10分おく。
(5)器に豚肉を盛って陳皮の粉をふり、サラダ菜を敷いてつけ合わせの大根、にんじんを盛り添える。
<陳皮>
みかんの皮を盆ザルにのせて2〜3日乾燥させるか、一晩おいて130℃のオーブンに約10分入れてカラカラにする。 すり鉢ですりつぶすか、ミルで挽いて粉末にする。余ったらラップで包んで冷凍庫で保存する。


  

牛肉と牛蒡の煮物

 材料[4人前]

・牛薄切り肉300g
・牛蒡2本
・玉葱1個
・三つ葉1束
・生姜1片 煮汁
(濃い口醤油大さじ4、
 酒大さじ3、
 砂糖大さじ2〜3、
 味醂大さじ1)


(1)牛肉は食べやすく一口大に切る。
(2)ごぼうはささがきにし、水にさらしてアクを抜き、水気をきる。
(3)生姜はせん切りにする。玉葱は皮を剥いて縦に千切りにしておく。
(4)鍋に牛肉を入れ、調味料をまぶし、生姜を入れて火にかけ、炒るようにして煮ていったんとり出す。
(5)(4)の鍋にごぼうと玉葱を入れ、ヒタヒタの水を加えて煮立て、アクをすくいとり、やわらかくなるまで約15分煮る。
(6)最後に牛肉を戻し入れ、全体に混ぜて味をからめる。
(7)三つ葉はざく切りにして(6)の上にたっぷりと散らす。


  

豆腐ステーキの牡蠣餡かけ

 材料[4人前]

・牡蠣(小粒)300g
・木綿豆腐2丁
・長葱1/2本
・にんにく1片
・生姜1片
・塩
・サラダ油
・胡麻油
・片栗粉
・牡蠣下味調味料
(酒大さじ1、
 胡椒少々、
 片栗粉小さじ2)
・合わせ調味料
(スープ1カップ、
 酒または紹興酒大さじ1、        
 濃い口醤油大さじ1、
 オイスターソース大さじ2、
 砂糖大さじ1/2)

(1)牡蠣は塩水できれいに洗い、酒、胡椒をふって下味をつけ、片栗粉をまぶしておく。
(2)豆腐は塩少々をふってペーパータオルに包み、しばらくおいて水気をとり、1丁を6枚に切る。
(3)葱、にんにく、生姜はみじん切りにする。
(4)合わせ調味料を混ぜておく。
(5)フライパンにサラダ油、胡麻油各大さじ1を熱し、豆腐に片栗粉をまぶして入れ、焼き色をつけるように焼き、器にとり出す。
(6)(5)のフライパンをきれいにして油大さじ1を入れ、(3)の香味野菜を炒め、香りが出たら(1)の牡蠣を炒める。
(7)合わせ調味料を加えて火を通し、片栗粉大さじ1/2を倍量の水で溶いて加えてとろみをつけ、(5)にかける。


  

鰤の松前蒸し

 材料[4人前]

・鰤(80g位)4切
・刻み昆布20g
・じゃがいも1個
・人参30g
・ 鰤下味調味料
(酒大さじ1、
 塩少々、
 生姜汁小さじ1)
・合わせ調味料
(濃い口醤油大さじ2、
 砂糖小さじ2、
 味醂小さじ2、
 酒大さじ1、
 すだちの絞り汁または酢小さじ1)


(1)鰤は小骨をとり、下味調味料をまぶし、盆ザルなどにのせて10分おく。
(2)刻み昆布は多めの水に約5分浸してもどし、ザルにあげて水気をきる。
(3)じゃがいもは皮をむいてせん切りにし、さっと水にさらし、水気をきる。
(4)人参は皮をむいてせん切りにする。
(5)ボールに調味料を合わせ、(2)を入れてよく混ぜ、蒸気の上がった蒸し器に入れて約5分蒸す。
(6)鰤の水気をふきとって耐熱皿に並べ、(5)を4等分して鰤の上にのせ、さらに約10分蒸す。
(7)温めた各自の器に盛り、蒸し汁もかける。


  

鶏肉の柚子マヨネーズ焼き

 材料[4人前]

・鶏もも肉または胸肉2枚
・木くらげ2g
・三つ葉8本
・柚子1/2個
・マヨネーズ3/4カップ
・卵黄1個分
・薄口醤油小さじ1/2
・砂糖小さじ1/2
・鶏肉下味調味料
(酒大さじ1、
 味醂大さじ1、
 濃い口醤油大さじ1、
 柚子の絞り汁大さじ1/2)
・柚子の甘煮
(柚子2〜3個、
 水、
 砂糖各1カップ、
 塩少々、
 グラニュー糖)


(1)鶏肉は皮目をフォークで刺して焼き縮みを防ぎ、1枚を4つに切り、下味調味料につけて約30分おく。
(2)木くらげは水でもどし、石づきを除いてせん切りにする。
(3)三つ葉は2cm長さに切る。
(4)柚子は表面の黄色い皮だけをそいでせん切りにする。
(5)ボールにマヨネーズ、卵黄、醤油、砂糖を合わせて混ぜ、(2)〜(4)を加えて混ぜる。
(6)網をのせた天板に鶏肉を並べ、200℃に熱したオーブンで約12分焼いて火を通す。
(7)鶏肉の上に(5)をのせ、さらに5分焼いて焼き色をつける。
(8)柚子は2〜3個を輪切りにして1度ゆでこぼす。
(9)水、砂糖各1カップ、塩ひとつまみを煮立て、(8)を入れ、弱火で約15分煮含める。好みで仕上がりにグラニュー糖をまぶす。冷蔵庫で3〜4週間保存可能。
(10)(7)を器に盛り、(9)の柚子の甘煮を添える。



  

牛すね肉の醤油煮

 材料[4人前]

・牛すね肉(塊)800g〜1kg
・卵5〜6個
・長葱2本
・生姜2片
・濃い口醤油1/3〜1カップ
・酒1/2カップ
・味醂1/4カップ


(1)すね肉は半分ぐらいの大きさに切る。
(2)葱は鍋に入る長さに切り、生姜は皮ごと叩きつぶす。
(3)深鍋に(1)、(2)を入れ、肉がかぶるまで水を加え、強火にかける。煮立ったら火を弱め、肉がやわらかくなるまで1時間半〜2時間煮る。途中アクをていねいにすくいとる。
(4)(3)に醤油、酒、味醂を加え、再び20〜30分煮る。
(5)卵は固ゆでにして殻をむき、(4)に入れ、さらに20〜30分煮る。
(6)煮汁につけたまま冷まし、盛りつけるときに食べやすく切り、煮汁をかけ、好みで練り辛子を添える。


  

鴨の南蛮漬け

 材料[4人前]

・鴨むね肉1枚
・長葱1本
・小麦粉
・油
・南蛮酢
(酒大さじ4、
 濃い口醤油大さじ1、
 砂糖大さじ1/2、
 酢大さじ3、
 鷹の爪の小口切り1/2本分)


(1)まず南蛮酢を作る。小鍋に酒を入れ、煮立ててアルコール分をとばし、他の調味料を加えてひと煮立ちさせて火を止め、鷹の爪を加える。
(2)鴨肉は余分な脂をそぎとり、薄くそぎ切りにして小麦粉をまぶす。
(3)揚げ油を180℃に熱して(2)を4〜5切れずつ入れ、肉の色が変わったらさっと上げ、熱いうちに南蛮酢につけ込む。
(4)長葱を4〜5cm長さに切って網焼きをし、しんなりしたら(3)に加えて1時間以上おく。


  

牛肉のにんにく味噌炒め

 材料[4人前]

・牛薄切り肉300g
・大根300g
・サラダ油大さじ1
・にんにく味噌
(にんにく1個、
 赤味噌大さじ3、
 砂糖大さじ2、
 濃い口醤油大さじ1、
 酒大さじ2)


(1)牛肉は一口大に切る。
(2)にんにく味噌は、にんにくの皮をつけたままラップで包んで電子レンジ強に約2分かけ、皮をむいてフォークで細かくつぶし、調味料を合わせよく混ぜる。
(3)大根は皮をむき、7〜8cm長さに切ってピーラーで薄切りにし、皿に盛る。
(4)フライパンにサラダ油を熱して牛肉を炒め、肉の色が変わってきたら(2)のにんにく味噌を加え、手早く炒め合わせて(3)の上に盛る。


  

鶏肉の塩釜焼き(温野菜添え)

 材料[4人前]

・ 若鶏(中抜き)1羽
・ローズマリー2〜3枝
・粗塩1.5kg
・卵白2個分
・小麦粉大さじ2
・温野菜
(かぶ4個、
 ベーコン1枚、
 人参1本、
 小玉葱8個、
 ブロッコリー1株、
 スープの素1個、
 バター大さじ1、
 砂糖大さじ1/2、
 塩小さじ1/2、
 胡椒少々)


(1)鶏肉は首づるを根元でとり除き、皮を背中に竹串で止め、腹を上にして手羽先を首の下で組む。足先は関節から先を落とし、両足を揃えてタコ糸で縛る。
(2)腹の中にはハーブを詰め、入口の脂を除き、塩が入らないように皮をかぶせ、竹串で縫い止める。さらにももの一番厚いところから反対側まで竹串を刺す。
(3)粗塩に卵白、小麦粉を加えてよく混ぜ、にぎったとき、やっとくずれない固さにする。
(4)オーブンシートを敷いた天板に、(3)の塩をふたにぎりほどとって鶏の大きさに広げ、鶏をのせ、残りの塩を1cmの厚さにかぶせる。しっかり押さえて形を整え、すぐに250℃のオーブンに入れ、50〜60分焼く。
(5)かぶは皮をむいて十文字に切り目を入れ、細切りにしたベーコンをはさむ。
(6)人参はシャトー切りにし、小玉葱は根元に切り込みを入れる。
(7)ブロッコリーは小房に切り、塩ゆでしてザルに上げ、冷ます。
(8)鍋にかぶ、人参、小玉葱、バター、砂糖、スープの素を入れ、水をヒタヒタに加え、塩、胡椒少々も入れ、紙ぶたをして煮る。
(9)(8)の野菜がやわらかくなったら火を止め、残りの煮汁にブロッコリーを浸して温め、盛り合わせる。
(10)(4)がこんがり焼き上がったら、肉叩きなどで塩釜を壊し、鶏肉をとり出して器に盛り、つけ合わせの温野菜を添える。


  

ぶどう豆のワイン風味

 材料[4人前]

・ぶどう豆(黒豆300g)
・グラニュー糖350〜400g
・さび釘(または鉄卵)5〜6本
・赤ワイン50〜100cc


(1)大きめの鍋に水10カップとさび釘(または鉄卵)を入れて火にかけ、沸騰したら黒豆を洗わず入れて火を止め、約6時間おく。
(2)(1)の鍋に水を細く流し入れながら豆をザルに手ですくい上げ、水きりする。ここで皮の破れた豆があればとり除く。
(3)8カップの熱湯を沸かして(1)のさび釘と(2)の豆を加え、煮立ったら弱火にし、出てくるアクをとり、紙ぶたをしてゆでる。豆がやわらかくなるまで全部で5〜6時間ゆでる。豆を縦に押し出してみて、簡単につぶれればよい(一気にゆでずに、途中何度か火を止めてもよい)。
(4)鍋に水を細く流し入れ、手が入れるようになったらザルにすくい上げ、割れた豆などをとり除く。
(5)鍋に豆を入れ、水をヒタヒタ(約3カップ)にして火にかけ、70〜90℃になったらグラニュー糖の1/4量を入れ、紙ぶたをして煮立てないようにごく弱火で5〜10分煮立て火を止める。2〜3時間おいてからグラニュー糖の1/4量を加え、煮て冷めるまでをくり返し、味を含める。
(6)煮上がったぶどう豆にさらにグラニュー糖を加え、煮汁がヒタヒタになるまで煮て火を止め、冷まして赤ワインを加える。2時間位おくと味がなじんでおいしくなる。


  

甘栗きんとん

 材料[4人前]

・さつま芋600g
・くちなしの実1〜2個
・砂糖150g
・ブランデーまたはラム酒大さじ2
・甘栗(正味)250g
・塩少々 甘栗用(砂糖大さじ1〜1/2
・ブランデーまたはラム酒小さじ1)


(1)甘栗は殻をむいて鍋に入れ、ヒタヒタの水、砂糖(栗の甘みで加減する)を加えて弱火で4〜5分煮、ブランデーも加え、煮汁を少し残すように煮含め、冷ます。
(2)さつま芋は1cm厚さの輪切りにし、筋の内側まで皮を厚くむき、薄い塩水に30分位浸したのち、水洗いする。
(3)鍋にさつま芋を入れ、かぶるくらいの水と切り目を入れたくちなしの実を加え、やわらかくゆでる。竹串がすっと通るようになったら、ザルにあけ、熱いうちに裏ごしする。
(4)鍋にさつま芋を入れ、残った甘栗の煮汁(大さじ2位)と砂糖を加え弱めの中火にかけ、木じゃくしで焦がさないように練る。木じゃくしがすっと通るようになったら栗を加え、ブランデーを加えてお好みの大きさに仕上げる。


  

スモークサーモンの砧巻き

材料[4人前]

・大根500g
・スモークサーモン80g
・胡瓜1本
・塩


(1)大根は4〜5cm長さに切り、皮をむいて桂むきにし、3%の塩水につけてしんなりさせる。
(2)胡瓜は皮の部分だけを桂むきにし、細切りにして3%の塩水につける。
(3)大根の水気をふきとる。胡瓜も水気をきって5本ぐらいを束にし、スモークサーモンで巻いて直径1cmぐらいの太さにし、そのまわりを大根で巻く。
(4)ラップで包んで冷蔵庫で保存し、盛りつけるときに食べやすい大きさに切る。


  

うずら卵の竜眼揚げ

材料[4人前]

・鶏ささ身5本
・うずら卵10個
・海苔1枚
・小麦粉
・サラダ油
・衣
(玉子1個、
 冷水1/2カップ、
 小麦粉1/2カップ、
 塩少々、
 青海苔少々)


(1)うずら卵はゆでて殻をむく。
(2)ささ身は筋をとり、ラップにはさんで薄く叩きのばす。
(3)ささ身と同じくらいの大きさに切った海苔をのせ、うずら卵を2個ずつのせて巻く(5本作る)。
(4)(3)に小麦粉をまぶし、衣をくぐらせて中温の揚げ油で揚げる。
(5)盛りつけるときに4つに切る。


  

海の幸のべっこう漬け

材料[4人前]

・鯛(上身)100g
・甘海老20尾
・烏賊(上身)100g
・帆立貝柱6〜8個
・イクラ
・ラディッシュ
・味噌床
(白味噌600g、
 味醂大さじ3、
 酒大さじ2、
 柚子の皮のすりおろし1個分)


(1)鯛、甘海老、烏賊、帆立貝は刺身用の新鮮なものを用意し、鯛はそぎ造りにする。
(2)甘海老は頭をとり、尾をひと節残して殻をむき、烏賊は細切りにし、帆立貝は2枚に切る。
(3)味噌床を作る。味醂と酒を煮きってアルコール分をとばし、冷ましてから白味噌を加え、柚子の皮のすりおろしも加えてよく混ぜる。
(4)密封容器に(3)の半量を敷き、固く絞ったガーゼをのせ、(1)、(2)を並べる。上にガーゼをかぶせて残りの味噌を置いてふたをし、冷蔵庫で1〜2日おく。
(5)器に盛り合わせ、ラディッシュの薄切りにイクラをのせて南天の葉をあしらう。